残余のリスクという落とし穴

中部大学・武田教授は、彼のブログの中で次のように述べています。

・・・

(前略)

従って、日本国民は「原発が電力会社の想定内の範囲であれば安全であり、想定外なら被曝する」ことを認めていることはあきらかである。

今回の福島原発が東京電力の想定内であれば、国民は被爆を甘受しなければならない。

(以下、省略)

・・・

>今回の福島原発が東京電力の想定であれば

と、氏は述べておりますが、

>今回の福島原発が東京電力の想定であれば

の間違いではないかと思われます。

これは比較的重要です。

どういうことか?

原子力安全委員会の地震指針の「残余のリスク」を考慮すると、

1.国民は、原発事故が電力会社の想定内の範囲であれば安全であることを承知している

2.国民は、原発事故が電力会社の想定外の範囲であれば被曝することを承知している

となるわけです。

つまり、今回の事故は電力会社にとって想定外であるから、国民は被曝することを承知していたはずだ。であるから、電力会社はその責任をとる必要はない

という理屈になるのです。

うまく嵌められてます。

関心してしまいます。

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