臨床応用へ期待?

細胞で初の治療実施へ 米企業、脊髄損傷患者に

2009年1月26日 提供:共同通信社

 【ワシントン23日共同】米バイオ企業のジェロン社(カリフォルニア州)は23日、人体のどんな細胞にも成長する胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を、脊髄(せきずい)損傷で下半身不随となった患者に移植して治療する世界初の臨床試験を夏にも実施すると発表した。米食品医薬品局(FDA)の許可も得たとしている。AP通信が報じた。

 ES細胞は受精卵を壊して作製するため、倫理に反するとしてブッシュ前米大統領が2001年に研究費への政府の助成を禁止したが、ジェロン社はES細胞を初めて開発したウィスコンシン大などと提携してこれまでに1億ドル(約88億円)以上をつぎ込み研究を続けていた。

 ES細胞はさまざまな細胞になるため、脊髄損傷やパーキンソン病、糖尿病など、機能を失った細胞を補う再生医療への応用に期待が高まっている。

 治療は、脊髄損傷から2週間以内の患者8-10人を対象に、ES細胞を損傷場所に注入する。安全性を確認するのが目的だが、触覚の回復や動作の改善も検証する。他人の細胞を移植するため、移植後2カ月は免疫抑制剤の投与が必要になるという。

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さすが、アメリカですね。

素早い。

お金になりますから。

我が国ニッポンでも、一日でも早く臨床応用に踏み切れると良いですね。

っていうか、この国での臨床応用はまず期待できないでしょう。

ヘンなところで倫理がどうのこうのと騒ぐ国ですから。

残念です。

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